放置はNG！ED（勃起不全）の始まりに見られる症状・対処方法と鍼灸の勧め

加齢に伴って発症リスクの増す「ED（勃起不全）」

EDは勃起時の硬さ不足などの症状が少しずつ進行して勃起不全になります。

そのため原因の特定して、生活習慣を見直しや鍼灸施術によって予防・改善することが大切です。

今回はそんなEDの初期症状や対処方法について綴らせていただきました。

EDとは

EDは性交時に有効な勃起を得られない、勃起状態を維持できないことを言います。

陰茎（ペニス）が充血すること勃起が起こり、充血状態を維持することで勃起状態を持続できるため、加齢やストレスによる血流悪化はEDの原因になります。

陰茎の硬さが不十分であったり、勃起の持続力が続かなくなる「中折れ」から徐々に悪化していき、最終的に勃起しなくなる「勃起不全」に陥ってしまいます。

そのため初期症状のうちに、鍼灸や生活習慣の見直しで対処していくことが大切になります。

EDの兆候（初期症状）

勃起時の硬さ不足、朝立ち回数の減少、性欲の減退はEDの可能性が考えられます。

『その他のED症状と原因の詳細はこちら』

勃起時の硬さ不十分

完全に勃起するまでの時間経過が長くなった、以前に比べて硬くない、性的な刺激を受けても十分な勃起が得られない方は注意が必要です。

朝立ち回数の減少

朝目を覚ました際に性的刺激もなく勃起している状態「朝立ち」は、朝だけでなく睡眠中にも起こっており「夜間勃起現象」と呼ばれます。

寝ている間に陰茎の血管が拡張することで勃起が生じるのため、「朝立ち」の減少はEDの予兆や初期症状と捉えることができます。

性欲の減退

性行為への関心が薄れる、性的刺激に反応しなくなる、このような心理状況は性生活に対して積極性を低下させるだけでなく、性行為への不安を増加させてEDを悪化させます。

EDになりやすい人

生活習慣病、喫煙、ストレス過多の方はEDリスクが高まるため注意が必要です。

生活習慣病

高血糖・脂質異常などの生活習慣病、メタボリックシンドロームはEDとの関連が指摘されています。

ウォーキングなどの適度な運動習慣を取り入れることで改善した報告も多くされておりますので、まずは適度な運動から取り組まれることをオススメします。

『ED改善に効果的な運動の詳細はこちら』

喫煙

喫煙は血管を収縮させて、血流を悪化させます。

勃起は陰茎に血液が集まることで起こるため、血流悪化は陰茎の硬さや持続力に影響します。

喫煙者は非喫煙者の1.5倍以上もEDになりやすいので、少しずつ減煙されることをオススメします。

ストレス過多

ストレス過多や慢性的なストレスは、自律神経を乱して睡眠不足や血流悪化を招きます。

疲労の蓄積により、一時的に「朝立ち」が減少することはありますが、朝立ちしない状態が長い間続く場合には注意が必要です。

『EDと自律神経の関係はこちら』

EDの状態を確認する指標

簡易的な指標として「EHS」という5段階の勃起硬さスケールがあります。

グレード0に近いほど症状は悪く、グレード2以下の方は泌尿器科の受診をご検討ください。

EHS（勃起の硬さスケール） 

• グレード0：陰茎は大きくならない
• グレード1：陰茎は大きくなるが、硬くはない。
• グレード2：陰茎は硬いが、挿入に十分なほどではない。
• グレード3：陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない。
• グレード4：陰茎は完全に硬く、硬直している。

ED初期の改善に鍼灸

EDの初期（症状が軽度）には、鍼灸で改善が期待できます。

鍼灸は自律神経や血流を整えることで全身の働きを整える作用があります。

全身（内臓）の機能が整うことで、きちんと栄養素を吸収できるようになり、血流や神経の働きが円滑になることで、陰茎（ペニス）への血行が促進するためED改善が期待できます。

副作用も少なく安心安全に取り組むことができるので、泌尿器科の受診にハードルを感じている方は鍼灸から取り組まれることをオススメします。

性欲の減退や衰えを感じた際には

EDは血流悪化や男性ホルモンの減少で起こるため、放っておいても改善しません。

まずは生活習慣の見直しや鍼灸から取り組まれることをオススメします。

「徐々に悪化している場合」や「EDの症状が強い方」は泌尿器科の受診もご検討ください。

この記事の著者

中島裕（Nakajima Yutaka）

鍼灸は神経や血流障害が原因で起こるEDの改善に優れています。
そのため「からだ本来の力で改善したい方」におすすめです。

当院は私一人で営んでおり、鍼灸以外の看板は掲げていません。
また、完全予約制・入れ替え制でご案内のため、安心してお過ごしいただけます。

ED治療薬以外の療法をご検討中の方は是非お声掛けください。

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