EDの改善に効果的な入浴方法

古くから親しまれている健康習慣「入浴」

入浴にはストレス解消や血行促進作用があり、ED改善にとても効果的です。

そのため「EDの疑いがある方」や「軽度EDの方」でシャワー派の方は、セルフケアの一環として入浴の習慣化から取り組まれることをおすすめします。

今回はそんな入浴について綴らせていただきました。

入浴(湯治)の歴史

日本には昔から入浴習慣が根付いており、湯治文化も存在します

温泉療法の開祖は神代まで遡り、神功皇后が韓国遠征の傷病兵を嬉野温泉で療養させたことが、古事記や日本書紀に記載されているほど、古くからお湯に親しみがあります。

入浴は手軽に行えて効果的なため、ED治療の一環として取り入れることをおすすめします。

『入浴以外のセルフケア方法に関する詳細はこちら

入浴で得られる身体への効果

入浴によって得られる効果は、温熱作用、衛生作用、水圧作用、ストレス軽減作用の4つです。

温熱効果

体温を上昇させて血行が良くなることで、身体の隅々まで血液が届き、新陳代謝が改善します。

自律神経や内臓の調子も改善するため、EDの原因であるストレス解消や血行改善に効果的です。

衛生作用

皮脂や汚れを落として身体を清潔な状態にします。

入浴時間に比例して毛穴が広がるので、ゆっくりとお湯に浸かった方が汚れは落ちやすくなります。

また、毛穴は自律神経により支配されているため、皮膚を綺麗に保つことは全身の状態を整えることにもつながります。

水圧作用

脚に溜まっている血液を押し戻し、横隔膜を押し上げて呼吸を楽にすることで、呼吸(換気効率)が改善します。

血液循環や呼吸が整うことで睡眠の質が向上して、しっかりと回復できる状態になります。

ストレス軽減

入浴にはストレスホルモン(コルチゾル)を軽減して、幸せホルモン(オキシトシン)の分泌を増やす効果があります。

そのため、睡眠時間が確保できているにも関わらず疲れが抜けない、いつまでも緊張状態が続いてしまう方には特に効果的です。

おすすめの入浴方法

まずは10分間浴槽に浸かることを1週間(毎日)継続してください。

人間のからだは7日周期のリズムで活動しているため、習慣的な入浴は血圧やホルモンバランスを一定にする作用があります。


少しずつ継続期間を延長していき、1ヶ月間継続することができると心拍数、血圧、基礎代謝、血糖値、ホルモンの異常値が正常値になりやすいとの報告もされていますので、是非お試しください。

また、入浴時には入浴剤の使用も効果的です。

入浴剤の種類

入浴剤には血行を良くする、湯冷めを抑えるなどの効果がある商品もあります。

EDの改善におすすめのジャンルは無機塩類系、炭酸ガス系、薬用植物系です。

無機塩類系

塩類が皮膚表面のタンパク質と結合して膜を形成することで放熱を防ぎます。

そのため、湯冷めを防ぎ保温効果の向上が期待できます。

腰や臀部などの深い部位が冷えやすい方、湯冷めしやすい方におすすめです。

炭酸ガス系

炭酸ガスが皮膚から浸透して、血管のセンサー(化学受容器)を刺激することで血管を拡張させます。

血管が広がり血流量が増加するため、新陳代謝の促進や疲労・疼痛の改善が期待できます。 

しっかりと温まりたい方、本番前の方におすすめです。

薬用植物系

生薬に含まれる化学物質によって血行促進や保温効果、香りによるリラックス効果を期待できます。 

緊張が解れない、ストレスフルな方におすすめです。

入浴時の注意点

全国死亡率の1.5%は入浴によるもので年間約2万件以上発生しています。

その多くの原因が、急な温度差による心筋梗塞や脳卒中に伴う溺死です。

安全に入浴するためにも、入浴前の水分補給や浴室・お湯の温度に注意を払うことが大切です。

入浴前の水分補給

入浴の前後では平均800mlも脱水します。

脱水は血液をドロドロにして、血管を詰まらせる原因につながります。

お風呂前にコップ1杯の水を飲むことで、入浴中に失われる水分量をカバーできます。

吸収率の高いスポーツドリンクも効果的ですが、高血圧などで塩分制限している人には不向きなのでご注意ください。

浴室とリビングの温度差

冬場はリビングと浴室の温度差が大きくなりやすいので注意が必要です。

暖かいリビングから冷えた浴室へ移ることで、血管が急激に収縮するため、脳梗塞や心筋梗塞が起こり易くなります。

急な温度差によるヒートショックを防ぐためにも、脱衣場や浴室暖房の使用やお風呂の蓋を少し開けておき、温度差を小さくすることが大切です。

お湯の温度は42度まで

あまりにも熱いお湯は、血栓症の危険性を上げてしまいます。

また、47度以上はβエンドルフィンを放出することで熱湯依存を引き起こします。

そのため、熱さを感じづらくなる高齢の方は特に注意が必要です。

セルフケアとして入浴の習慣化がおすすめです

EDは血行不良やストレスが原因で起こります。

入浴には「ストレスの解消」や「血行の促進作用」がありED改善に効果が期待できます

シャワー派の方や浴槽に浸かる習慣のない方は、是非1週間の継続からお試しください。

この記事の著者

中島裕(Nakajima Yutaka)
中島裕(Nakajima Yutaka)
鍼灸は神経や血流障害から起こるEDに効果的です。

当院は完全予約制・入れ替え制でのご案内のため、他の方とバッティングの心配もなく、鍼灸以外の看板は掲げておりませんので周囲に知られることもありません。

「からだ本来の力で改善したい方」は是非お越しください。

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鍼灸:20,000円〜(税込)
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