ED治療は西洋医学と東洋医学を組み合わせた方が良いのか?
ED(勃起不全)の治療方法は、西洋医学と東洋医学ののどちらもあります。
それぞれの長所を組み合わせることが早期改善につながります。
今回は西洋医学と東洋医学をどのように組み合わせるべきかについて綴らせていただきました。
ED改善に必要なこと
勃起は陰茎の血管が拡張して起こり、血液が充満した状態を維持することで勃起状を維持できます。
そのため、陰茎(ペニス)への血流悪化や血液の充満状態を維持できないとED症状が現れます。
血流悪化はストレスや加齢など、さまざまな原因で起こり原因を特定して対処する必要があります。
『EDの原因に関する詳細はこちら』
原因へのアプローチ方法として西洋医学(ED治療薬)での治療が中心にはなりますが、からだ本来の力を引き出すことで回復を試みる東洋医学も併せるとより効果的です。
西洋医学と東洋医学の違い
西洋医学と東洋医学はEDの捉え方、確認(検査)方法、治療方法が異なります。
西洋医学の特徴
「男性用性健康調査票(SHIM)でのセルフチェック」や「泌尿器科での問診」で原因を探します。
原因を特定した後に、薬物療法(PDE5阻害薬)で治療していきます。
日本で認可されているPDE5阻害薬には、バイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類があり、症状の強さや体質により処方薬は変わります。
『バイアグラに関する詳細はこちら』
長所と短所
薬物療法は即時効果を期待でき、EDの初期から重症時まで対応可能です。
しかし服用しなくても良い状態を目指すためには、生活習慣の見直しや鍼灸で全身を整えて、からだ本来の力を回復していく必要があります。
東洋医学の特徴
東洋医学では、からだのバランスが崩れることによりED症状が現れると考えます。
バランスの乱れを鍼灸や漢方で整えてED改善を目指します。
『EDの東洋医学的な考え方の詳細はこちら』
長所と短所
鍼灸や漢方は副作用が少なく安心・安全に取り組むことができます。
しかし、EDが重症の場合には東洋医学的治療だけでは劇的な回復があまり期待できません。
どう組み合わせるべきか
ED治療薬を中心に、セリフケアの一環として鍼灸や漢方を取り入れるのがベストです。
ED治療の軸はバイアグラ(薬物療法)で、医師の意見を中心に進めていくことが大切になります。
ED治療薬だけではカバーしきれない範囲があり、からだの状態を整えるために鍼灸や漢方を取り入れることで、より効果的な改善が期待できます。
EDの初期や泌尿器科の受診にハードルを感じる方は、まずは鍼灸から試されることをオススメします。
からだ本来の力を引き出す鍼灸
鍼灸には血流や自律神経を整えてストレスを緩和する働きがあります。
そのため、加齢による動脈硬化やストレスなど、さまざまな原因のEDに効果を期待できます。
実際にED治療薬(PDE5阻害剤)が無効な糖尿病性EDにおいても一定の効果も示されており、副作用も少なく安心・安全に取り組むことができます。
全身を整えることは「薬の作用」や「栄養素の吸収率」向上にもつながりますので、薬物療法以外をご検討中の方にオススメです。
西洋医学と東洋医学を組み合わせることで
双方を組み合わせることで、からだ本来の力を引き出して改善することが期待できます。
また、多面的にEDを捉えることで、さまざまな原因に対処できます。
「薬物療法のみを行なっている方」や「EDの初期症状の方」は東洋医学もご検討ください。
この記事の著者

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鍼灸は神経や血流障害が原因で起こるEDの改善に優れています。
そのため「からだ本来の力で改善したい方」におすすめです。
当院は私一人で営んでおり、鍼灸以外の看板は掲げていません。
また、完全予約制・入れ替え制でご案内のため、安心してお過ごしいただけます。
ED治療薬以外の療法をご検討中の方は是非お声掛けください。
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