EDと関係が深いテストステロンの増やし方
男性ホルモンの1つ「テストステロン」
テストステロン値の低下は性欲減退や朝立ち回数の減少など、ED症状につながります。
加齢やストレスにより減少するため、生活習慣見の直しと鍼灸で体調管理することが大切です。
今回はそんなテストステロンについて綴らせていただきました。
テストステロンとは
主に精巣で分泌されるホルモンです。
テストステロンは勃起に重要な神経(一酸化窒素合成神経)を賦活して、脳に作用して性行動の発現に関与する、筋肉質な体格を作る、思考を前向きにするなどの働きがあります。
性欲や勃起にも関わるため、EDと深く関係するホルモンです。
テストステロンの分泌量は思春期に急増して20代でピークを迎え、徐々に低下していきます。
減少度合いには個人差があり、生活習慣の見直しやストレスケアが大切になります。
そもそもホルモンとは
からだの働きを調整する情報伝達物質です。
精巣や膵臓など、内分泌腺という組織から分泌されます。
分泌されたホルモンは血流に乗って体内を巡り、特定の細胞に働きかけることで作用します。
精巣から分泌されるテストステロン、膵臓から分泌されるインスリンが特に有名ですが、血圧やカルシウムを調整するホルモンなど、実に100種類以上のホルモンが人体には存在しています。
これらのホルモンが円滑に働くことで、からだは健康状態を保つことができます。
テストステロンの働き
テストステロンはからだと心の双方に働いており、活力の根源でもあります。
そのため、テストステロン値の減少を抑えることが、若々しく元気でいられる秘訣と言えます。
身体的な作用
- 筋肉や骨の増強
- 造血作用と動脈硬化の予防
- 精子形成
などが代表的で、血流悪化を防ぎ、精子形成に欠かすことのできないホルモンです。
テストステロンは記憶を司る海馬(脳)にも存在し、アルツハイマーとの関連も指摘されています。
精神面への作用
- 気力や集中力
- リーダーシップ
- 計画性や決断力
などに影響を与えるので、テストステロンの値が高い人ほどアクティブな傾向がみられます。
テストステロンが低下すると
性欲の減退、勃起維持の困難などのED症状につながります。
その他、うつ症状や倦怠感が現れる男性更年期障害(LOW症候群)の原因になります。
テストステロンを上げる方法
テストステロンの主な減少理由は生活習慣(加齢)とストレスです。
テストステロンの減少を防ぐには睡眠、増やすには運動が大切になります。
きちんと休息することでテストステロンの減少を抑えることも大切ですが、テストステロンは筋肉への刺激により増えるため、筋肉量を減らさずに運動することも大切です。
空腹時の運動はエネルギー不足に陥り、筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとすることで筋肉量の減少につながるため、きちんと食事を摂りながら運動することが重要です。
『運動方法の詳細はこちら』
また、ストレス緩和やホルモンの運搬路である血流を、鍼灸で整えておくことも効果的です。
鍼灸の効果
鍼灸はストレスを緩和して血流を整える作用があります。
ホルモンは分泌側と受取る側で情報をやり取りする物質です。
情報伝達物質であるホルモンは血流で運ばれているので、血流悪化はホルモンの過不足につながります。
ホルモンバランスの乱れが加速してしまうと症状も強く現れてしまうため、鍼灸で自律神経や血流を整えて、ホルモンのやり取りを円滑にすることが必要になります。
また、鍼灸刺激はβエンドルフィンという痛みやストレスを軽減する神経伝達物質を分泌さて、ストレスや痛みを軽減する効果が期待できます。
そのため「心身がお疲れの方」や「休息しても回復しない方」におすすめです。
テストステロンの値を保つためにも
テストステロンは健康と性機能に欠かせないホルモンです。
加齢やストレスで減少するため、睡眠や運動習慣により維持・増進することが大切になります。
生活習慣の見直しや鍼灸でホルモンバランスを整えることがED改善にもつながるためおすすめです。
この記事の著者

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鍼灸は神経や血流障害が原因で起こるEDの改善に優れています。
そのため「からだ本来の力で改善したい方」におすすめです。
当院は私一人で営んでおり、鍼灸以外の看板は掲げていません。
また、完全予約制・入れ替え制でご案内のため、安心してお過ごしいただけます。
ED治療薬以外の療法をご検討中の方は是非お声掛けください。
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鍼灸師のコメント
LOW症候群は40代以降急激にテストステロンが減少することで起こる男性更年期障害です。
泌尿器科やメンズヘルス外来で採血することで診断可能で、症状の強さや種類によって漢方薬やホルモン補充療法がおこなわれます。
「気力の低下」や「気持ちの塞ぎ込み」が現れ易く、本人も自覚しづらいため、うつ病に間違えられることも多い病気です。