鬱病で悪化するEDの改善方法

身体的な原因だけでなく、精神的な状態も深く関与する「ED(陰萎)」

EDと鬱病は関係があり、鬱病の方ほどED症状が現れやすい傾向があります。

鬱症状のみられるEDの改善には薬物療法に併せて鍼灸を取り入れることが効果的です。

今回はそんな「EDと鬱病」ついて綴らせていただきました。

EDとうつ病の関係

EDは身体的な原因だけでなく、精神的な要素も大きな原因になります。

そのため鬱病の場合に、心因性と薬剤性のEDが起こりやすい傾向がみられます。

鬱病は脳の神経伝達物質が減少することで起こる「意欲低下」によって性欲が減退するだけでなく、鬱病の治療薬が性的衝動を誘発する物質(ドーパミン)を抑制することでEDになるケースもあります。

心因性ED

性行為への不安やトラウマ、子作りのプレッシャーなどの精神的ストレスが原因で起こるEDです。

若い男性に多くみられ、20代・30代のED原因として増加傾向にあります。

『心因性EDに関する詳細はこちら

薬剤性ED

降圧剤、抗うつ薬などの服用によりEDになることもあります。

薬剤性EDの場合「薬の変更」や「服用を中止」することでED症状は治りますが、鬱病の治療が優先である場合や飲み併せが可能な薬もありますので、必ず主治医指導の元に減薬や断薬を行ってください。

症状

性欲減退や感覚鈍麻が主な症状です。

鬱病の症状である意欲喪失が性欲減退に繋がり、性欲減退は血流悪化などの感覚鈍麻を招きます。

治療

鬱病は精神薬、EDはPDE5阻害薬での薬物療法が中心です。

『ED治療薬の作用や効果に関してはこちら

鬱病は性行為以外にも広く影響するため、鬱病の治療を優先して行う必要があります。

しかし「EDの放置」が「鬱病の悪化」につながることもあるので、鬱病治療で精神科を受診した際には、ED症状の旨も医師に相談されることをおすすめします。

また、鬱病やEDの改善には薬物療法に併せた鍼灸も効果的です。

鍼灸の効果

鍼灸には「ホルモン分泌を促進する作用」や「自律神経を整える作用」があります。

脳や神経系の働きが高まり、自律神経が整うことで気分障害や睡眠の改善が期待できます。

実際に鬱病の方に鍼灸を施した結果、うつ病や不安症状が大幅に軽減された、鍼治療終了後も効果が持続するといった報告もされており、鍼灸の可能性が示唆されております。

また、血流改善やストレス緩和による「からだ本来の持つ回復力を引き出す」療法のため、副作用も少なく安心安全に取り組むことができます。

全身が整うことで内臓での栄養素の吸収率も向上して、更なる血流改善へと好循環にもつながるため、薬物療法以外に改善方法をお探しの方におすすめです。

抑うつ気分が長引く場合には

「午前中が特に辛く夕方にかけて楽になる方」は精神科の受診をご検討ください

鬱病とEDのどちらも該当しそうな場合には、鬱病を中心に薬物療法で改善を図る必要があります。

またEDと鬱病の回復には、心身のケアが可能な鍼灸もおすすめです。

この記事の著者

中島裕(Nakajima Yutaka)
中島裕(Nakajima Yutaka)
鍼灸は神経や血流障害から起こるEDに効果的です。

当院は完全予約制・入れ替え制でのご案内のため、他の方とバッティングの心配もなく、鍼灸以外の看板は掲げておりませんので周囲に知られることもありません。

「からだ本来の力で改善したい方」は是非お越しください。

施術料金

鍼灸:20,000円〜(税込)
詳細は以下ページをご参照ください。

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