ストレスやトラウマで起こる心因性EDの改善方法
ED(陰萎)は、心因性(メンタルの不調)が原因となる場合が多くあります。
心因性EDは若い男性の間で多くみられ、改善には不調の原因を探り、自己肯定感の向上するメンタルケア、良い精神状態を保つための身体ケアの双方が必要になります。
メンタルケアには自己分析やカウンセリング、心身のバランスを整えるための鍼灸が効果的です。
今回はそんな心因性EDについて綴らせていただきました。
心因性EDとは
EDになる原因の1つで、20代〜40代の方に多くみられます。
性行為への不安やトラウマ、子作りのプレッシャーなど、精神的ストレスからEDになります。
精神的な不調から自律神経が乱れることで、不眠や拒食(過食)などの身体的不調に繋がり悪循環に陥るため、心身両面のケアが大切になります。
心因性EDになる原因
主な原因はストレスです。
自覚可能なストレスだけでなく、幼少期の性的トラウマやパートナーに対する愛憎など、深層心理に根差したものが原因となる場合もあります。
原因であるストレスを掘り下げていく際には、ストレスが過剰になっているのか、自身のメンタルが不調になっているのかを分けて考える必要があります。
ストレスの過剰
仕事、病気や怪我、金銭問題、家族間問題など周りの問題(外的要因)から自身が感情的になってしまうケースが多いのが特徴です。
外的要因の場合には、個人で完全にコントロールすることが難しいため、時間や場所の変更または固定化といった、仕組み作りを考える必要があります。
また、ストレス過剰は疲弊して視野が狭くなることで更なるストレスを生じてしまうため、休息や対症療法を行って身体をケアすることで、ご自身が限界を迎えないようにセーブすることも大切です。
メンタルの不調
「自己肯定感の低下」が心因性EDを引き起こすケースも多くあります。
そのような場合には、自己肯定感の低下に関連している内容を見直すことが効果的です。
自己肯定感には、
- 1:自らの努力から得られる達成感や他者からの評価を通じて得られる肯定感
- 2:自己に目を向けて長所や短所、個性を冷静に受け止められることで得られる肯定感
の大きく2つあります。
1は周囲との関係や協力が必要なケースが多いため自己完結が難しいですが、2は自分の長所と短所を紙に書き出す事で考える機会を作ることが可能です。
しかしメンタル不調の際には「他者の考えや感情への勝手な思い込み」、「自分が感じていることが全て事実であると推論する」ことで認知が歪み易いので注意が必要です。
心因性のEDが疑われる場合には
論理的解釈と身体ケアの双方を行なうことで改善を目指します。
メンタルヘルスは健康という土台の上で成り立つため、食事と睡眠で体調を整えたうえで自己を見つめることが大切になります。
また、心因性EDの原因でもある「ストレスの解消」や「血流改善」には入浴の習慣化も効果的です。
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論理的解釈
ネガティブな感情が思い浮かばないようにすることは難しいため、今抱えている問題が多くの考え方の1つに過ぎないことを認識する必要があります。
感情が昂っている時には冷静な判断ができないので、落ち着ける空間や時間帯に行うことも大切です。
代表的な方法として、毎日決まった時間に日記を書くという方法があります。
日記は自分の感情を可視化するのに効果的で、気分が落ち込むパターンや行動分析以外にも、気分が良い時を分析することで、より自己理解を深めることができます。
具体的には、何に注意を向けてどのように感じたか、その時の体調や季節(時間帯)と掘り下げることで自己認識を深めます。
自己認識を深めることは、自己肯定感を育む効果があります。
身体ケア
睡眠不足や脱水など、からだの負担もストレスホルモンを放出します。
感情は脳だけの産物ではなく、からだ全体を反映したものなので、身体の状態を良好に保つことはメンタルを安定させるために必要です。
からだの状態を良好に保つためにも、「食事内容の見直し」や「睡眠時間の確保」は大切になります。
また、自律神経や血流を整えることで心身両面のケアに適している鍼灸もおすすめです。
心身のケアには鍼灸を
鍼灸には自律神経や血流を整える効果があります。
疲れている時ほど「怒りやすい」または「気持ちが沈みやすい」といったことは誰しもが経験されているのではないでしょうか。
自律神経や血流を改善すると心身が整い、からだ本来の持つ力を引き出せる状態になります。
EDでお悩みの方の多くは、持っているポテンシャルを引き出せない状態になっています。
そのため、生活習慣の見直しに併せて鍼灸を取り入れることをおすすめします。
性行為に対して消極的な場合には
過度なストレスやメンタル不調は心因性EDの悪化原因になります。
無理矢理頑張っても、自信を喪失するだけで良いは結果に結びつきません。
まずはからだの状態を整えて、心身が安定している時に自分と向き合うことが大切です。
からだの調子が優れない時には、心身を整えることに適している鍼灸を是非ご検討ください。
この記事の著者
![中島裕(Nakajima Yutaka)](https://ed.shirokane-hari.com/wp-content/uploads/2024/09/k1746-150x150-1.png)
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鍼灸は神経や血流障害から起こるEDに効果的です。
当院は完全予約制・入れ替え制でのご案内のため、他の方とバッティングの心配もなく、鍼灸以外の看板は掲げておりませんので周囲に知られることもありません。
「からだ本来の力で改善したい方」は是非お越しください。
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